メタルブルー

2013年07月26日 10:35

メタルブルー
■「メタリック・ブルー/Iron Eagle ll」(1988とし・アメリカ)

かんとく=シドニー・J・フューリー
あるじ演=ルイス・ゴセットJr. マーク・ハンフリー スチュワート・マーゴリン

 まえ作「アイアン・イーグル」は大いやないなえいがかんだ。強きアメリカいち辺テーラーメイド バーナーアイアン2.0倒なおはなすといい、自信かじょうでざせつかん知らずのあるじひとおおやけにするといい、こめくにらいさんえいがかんに見えてしかたがなかったのだ。しかしこの続編はなかなかおもしろくない。たい破しあうこめソの士兵がごうどうさくせんに招集され、いがみあいながらも友谊を感ずるようになっていくおはなす。こめソたい破をはいけいにしながらも、デタントへの予兆が感じられるえいがかんなのだ。それにまえ作にはなかった(くにさかいを越えた)いろこいしい沙汰もあるから、さらにスリリングになっている。80とし代バーナーアイアン2.0のアメリカえいがかんは、「若きゆうしゃたち」をひっとうに反ソ情感ががめんからにじみだされるようなえいがかんが多かった。それからすればおおきな描写のへんかするだ。そして、この「メタリック・ブルー」せいさくからかずとしあとで、うつつじつにしゃかいてきでソビエト連邦はほうかいさせることになる。

 まえ作と違い、ルイス・ゴセットJr.を始め、とうじょうたちのひとえがきちんと描けているのがいい。ただ、ソビエトのおんなさがパイロット、ヴァレリーがみょう冷静なバーナーアイアン2.0役えだけに、あるじひとおおやけにするとのこいしいをつうじてかのじょのちゅうのオンナがま覚めるところをもうちょっと描いて欲しかった。クライマックスのミサイルきちこうげきがわばつらは、けっしのかくごでさくせんをすいこうさせるサスペンスと、そのうらがわで核が投もとされるかいやおうかのサスペンスが併走させるみごとになこうせいようそ。こめソともに同さくせんを進めておきながら、いちかたでそれをくつがえされる核こうげきがわをけいかくするさせるせいふ。そんなかみいち重のふあん定なせいじかじょうきょうの恐ろしさ。それをおもわずにはいられない。まぁけつまつはつごうするがよすぎるけどね。

 ぼうとう、まえ作のあるじひとおおやけにするといま回のあるじひとおおやけにするがランデブー飛ぎょうじゃさせるばつらからはじまり。まえ作同ようロックをガンガン流しながらフライトさせる。ぼうとうのロックナンバーは、ラヴァーボーイのマイク・レノ。他にはアリス・クーパーやリック・スプリングフィールドがサントラに加入。まえ作でルイス・ゴセットJr.ふんするシンクレアがすかれるだった ♪Gimme Some Lovin' も収録されてます。

(2004としふで)