『遺体 明日への十日間』 ぜひ観てもらいたい一本

2013年06月13日 10:48

『遺体 明日への十日間』 ぜひ観てもらいたい一本 あと三週あいだほどで2たびまの3つき11日が訪れようとしています
もう二としとおもわせるのか、まだ2としとかんじさせるのか・・・
たしかでないに言えることは、あの日をさかいになんでもかが変わってしまったといわれることじつに
 
 いまつきの23日からおおやけにする開されるいちほんのえいがかんがあります
だいだいてきなせんでんもんくもされず、ぜんこくてきでたった105やかただけでおおやけにする開されるさくひんのタイトルは
 

 
   『いたい あしたへの旬日あいだ』
 
 3つき11日にはっせいしたひがしにっぽん大震災で
ひさいしたいわて県かまいし市
しみんけんはみずからもひさいものでありながらも
おなじでないまちに住むひとたちのいたいの搬送や
検視、DNAさいしゅやみ元かくにんなど
からいやくわりを担った
 いたい安置ところをしゅざいしたジャーナリスト
”いし井光太”の描いたルポルタージュ
踊る大捜査線「いたい 震災、つなみのはてに」をげんさくに
『おどらす大そうさせん』シリーズのきゃくほんかをて掛け
『だれも守ってくれない』のかんとくをつとめた
”君塚良いち”がきゃくほんかとかんとくを担负し
できるかぎるげんさくに沿ったえいがかん化です
 
 2011とし3つき11日、かんそくききゅう史うえさいだいげんのじしんによりはっせいしたつなみがいわて県かまいし市を襲った
いちよ明けても凌乱じょうたいがつづかないちゅう、廃校となった旧かまいしだいにちゅうがく校のからだ育やかたが
いたい安置ところとしてつかうことになるが
つぎからつぎへとうんばれてくるいたいにけいさつかんけいするや
市のしょくいんもと惑いを隠せない
 かまいし市しょくいんのまつた信つぎは次序にことばを失い
そうぎ社につとめさきるつち門健いちもきょうげんしたことがない
ぎせいしゃもののかずにただ破ちつくすしかなかった

 
 
 いちかた、医師のもといずみ道おっとや歯しな医師の正木明
踊る大捜査線しなじょしゅの大もと孝江らはいつおえるのかも
わからない検案や検歯のさぎょういんに取りくむんでいく
 そんなちゅう、地域のたみせいいいんかいとしてはたらかす相は常おっとが
いたい安置ところをおとずれる

 
 
凌乱したうつつばのじょうきょうに驚愕した相はは安置ところの
せわとして働かせてもらえるよう
旧知だった市おさのやまくち武つかさどるにたんがん、ボランティアとしてはたらかすことになる
定としまえは、葬まつるかんれんづけるのしごとにんについていた相はは

 
いたいのあつかいかたにも慣れ、いぞくのきもちや接しかたも
理解していた、うんび込まれてくるいたいひとりひとりに
せいまえと変わらぬようなくち調でゆうしく語りかけていく
相はのすがたはさつばつとした安置ところにぬくもるを与え

 
 
 
 それまではさぎょういんにぼうさつされいたいを“死からだ”としてしか見られなかったかまいし市しょくいんらのこころあるをも変えていくのである
 
 震災から10日
 
残されたひと々はいまじぶんができることをやり遂げ
いちひとでも多くのいたいをいえ族の元に帰すことだけを
かんがえかたていた・・・。
 
 
 
 これは震災のひさんさを描いたさくひんではないのです
ぎせいしゃものをいち刻もはやいいえ族と再かいさせてあげたい、その思いひとつをこころあるの支えに
いたいの搬送や検視、み元かくにんなどからいやくわりを担い、いたい安置ところという
知られざるさいぜんせんでいたいやいぞくのかた々と向き合い続けたひと々のものがたるです
 
 あるじ演の相はをえんじるのは西た敏ぎょうじゃさん、みずからもふくしま県郡やま市のご出生で
このえいがかんにしゅつえんしゃさせるに当たっては、どれほどのかっとうがあったことでしょう

 西たさんいがいにも佐藤浩市、やなぎは踊る大捜査線敏郎、緒かたちづくる直ひと、勝ち涼、國むら隼、さけ井若さい
佐の史郎、沢むらいち樹、こころざすた未来、つつ井道隆さんらがはくしんのえんぎで
過こくなうつつばのじょうきょうを観るものにせい々しくでんえてくれています
 
 はじめいたい安置ところを訪れた相はがじごく絵ずをまの当たりにしてどうこくさせるすがた
つぎ々とうんび込まれるいたいと向き合い、こころあるみともにひろう困憊しながらも
み元かくにんのためにとどまりつづくもといずみや正木らのしごとにんいしきてきをちょうえたしめいかん感
うんび込まれた小さないたいに取り乱してしまう照井のすがた
 ちゅうでも、残された棺にまるでいきているものにせっするかのようにはなしかける
相はのすがたにはぎせいしゃものを単なる「死からだ」としてあつかいのではなく「ごいたい」としてせっするという
にっぽんひとの死せい観が凝縮しているように感じさせられます
 
 けっして大ヒットを見込めるようなたぐいのさくひんではないけれど
たった105やかたでしかうえ映しないのって・・・ちょっと悲しいです
   (おいらのじもと、きんいろ沢近郊ではミニシアターを含め50やかたほどの
     えいがかんやかたがあるのに、うえ映のよていどおりはないようです ざんねんでなりません)
 もし、近くでうえ映されるならぜひ観ていただきたいいちほんです
 


          えいがかん「いたい あしたへの旬日あいだ」よこく編
 
 『いたい あしたへの旬日あいだ』のおおやけにするしきサイトはコチラ

 

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